入学

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「…!?」 慌てて後ろを振り向くと そこには無邪気に笑っている ―…野村さんがいた。 「よぉ、咲」 「野村さんっ」 すると野村さんは 一瞬、目を丸くして 急に笑い始めた。 「えっえっっ」 なにかしたかな??と 挙動不審になっていると 「ははっ咲面白いな」 「えっ?何でですか??」 「俺、野村さんなんて 呼ばれたの初めてだわ」 野村さんのまわりにいた人達も、 「野村さんだってー!」 「野村さーん」 と野村さんをからかっている。 「うるせーよ」 と言いながら、野村さんは まだ笑っていた。 そんなにおかしかったかな…?
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