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「てゆーか、咲ちゃんいつから
あの人と仲良くなったの?」
さっきから、理恵ちゃんは
なんだか冷たい。
元気がないというか、言葉の
一言一言にトゲがあるように感じる。
「今日あの人、クラスを
教えてくれたんだよ」
「ふーん。
なんだかすっごい
仲良しなんだねっ!」
「そうかな??」
「うん、それに咲ちゃんさっきから
あの人のことずーっと見てる」
「あっ、それは…」
また、顔が熱くなってきた。
「咲ちゃんは昔からすぐに
友達ができて、理恵羨ましいな」
「そんなことないよ。てか、
理恵ちゃんなんか怒ってる??」
「…んーん!全然」
そう言って理恵ちゃんは
にこっと笑顔を見せた。
「そっか。ならよかった」
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