入学

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「えへへ。ありがと、おばあちゃん」 「えぇ、それより咲ちゃん 学校の時間は大丈夫なの??」 「あっほんとだ。そろそろ行くよ 行ってきますおばあちゃん」 「はい行ってらっしゃい 気を付けて行くんだよ」 「はーいっ」 家の前まで見送ってくれた おばあちゃんに私は大きく手を振った。 わくわくとどきどきで 胸がいっぱいになりながら 私は校門をくぐった。 まわりを見ると、他の中学校から 来た人達がいっぱいいた。 私が見る限り、同じ中学校の友達は 校門にはいないようだ。 私は誘導の人についていって クラス表が書かれた看板の前に立った。 「んーっ」 クラス表が張り出されている位置が 思ったよりも高く、身長が低い 私はぴょんぴょん飛びながら 名前を見つけられないでいた。
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