入学

5/26
前へ
/139ページ
次へ
その時… 目の前に黒い影が現れて 私は少し驚いて後ろを振り向いた。 ―そこには、見たことない 男の人が立っていた。 身長は私より20cmほど高い。 髪は少し長くて茶髪。 顔は整っていてとても綺麗な顔立ちをしている。 靴の色などを見るとおそらく先輩だろう。 「なんて名前?」 「えっ、あの、、」 「名前!」 「あっ!!えっと…咲。斉藤 咲です!」 私がそう答えると 「あるじゃん、ここ。君3組だよ」 あ…ほんとだ…。 お礼を言おうと思い、頭を下げた。 「あの、ありがとうございま…っす」 あっ、言葉つまっちゃった! ゆっくりと顔を上げると 男はとても、とっても優しい表情で 私を見て微笑んでいた―。
/139ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加