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場を移し近くの森には男が二人居た。
ザザッ ザザッ
草の中を素早く走り抜ける男…
「そこだ!」
木の後ろを切りかかったが人影は無い、その瞬間後ろに気配を感じ男は腰の短刀を抜き、振り返りながら切る…がそれは空を切る…
カチャ…
男の首に刀があった
「くそ…でもまだだ」振り返りざまに短刀を振りかざす。(この差は何なんだよ…)
キン!キンキン!
「おいおい…玄八、今のは無理矢理だ…やられたら終わりなんだぞ?」
男の短刀を峰で受けながら言う。
「うっせーよ豪、考えながら相棒振るのは俺には合わねんだよ」
乱暴な口調で言い返すこの男
名を玄八-ゲンパチ-
「お前らしいね、全く」
丁寧かつ冷静に答える男
名を豪-ゴウ-
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