五人

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「ねーねー修行付けてよ!」 「修行ねー…見張りちゃんとやってたらその内な?」玄八はそう言い男の子の頭を撫でると男の子が下を向いて呟く 「玄八の兄ちゃんまたそうやって修行つけてくんないし…」玄八は振り向きしゃがみ込んで男の子を見上げ… 「見張りも立派な修行なんだぞ?分かったか?」男の子は元気に頷き見張り台に走っていった… ガン!! 「いだっ!楓殴りすぎだってよ!」(マジで痛いから!) 「ゲン!あんたまたそんな事言って!あの子無茶して怪我したらどうすんのよ?」 「それを俺が見張ってんのよ…問題ねーだろ?」 「ほらほら楓言い過ぎだよ? ゲンだって無責任な事はさせないさ」後ろから鎌ノ助が顔を出した。 「はーいよ」玄八は頭に両手をあてながら呟いていると三人もやってきた。 「おっと相変わらず二人は早いな」最後にやってきた鎌ノ助は笑いながら二人に言い、五人は笑いながら村を歩く。
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