僕と僕。

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『醜い……――』 鏡越しに写る僕は 何よりも 汚く 醜く そして傷だらけだった 『もう疲れたよ…』 そう言った僕は 何よりも 儚く 朧気で そして美しかった 僕は何時までも 美しい"僕"を見ていたくて 白い肌に刃を当てた。
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