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ことしか出来なかった。
結局、それから質問攻めで大変だった。
*****
朝の事を考えていたら1日はいつの間にか終わり、気付けば放課後になっていた。
「澪、帰ろ!!」
ひょこっと横から夏未が可愛い笑顔を輝かせながら、顔を覗かせてきた。
「あ、うん。」
無理矢理笑顔を作って、返事をした。
二人で校門をでたあと、ちょっと寄り道をして、いつも行く可愛い雑貨カフェに入った。そこは、雑貨も売っている可愛い場所。二人でミルクティーを啜りながら、雑談をした。
話しに夢中になってしまい、気付くと暗くなっていた。
「あ~、暗くなっちゃったね😓澪、一人で平気?」
話の中に、朝の変なことを夏未はサーッと顔が青くなって、「それ……ストーカーの目線じゃない?」
と言った。
で、夏未は、一人で帰る私を、心配してくれたのだった。
「ありがと。でも大丈夫だから。バイバイ。」
ここからはお互い反対方向に向かう。
私は手に携帯を握り締めて、暗い夜道を歩いた。
ちょっと歩いた時、空いている右手を誰かに引っ張られ、建物の影に連れていかれた。
「だ…れ?」
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