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「ちょっと神夜君
何してるの?
リーダーが呼んでたわよ」
基地から出てきたのは
幹部最後の一人
実果(みか)さん
腰まである長い
茶色の髪を
ポニーテールに束ねている
文句無しの美人
回復魔法を得意とし
幹部では唯一の
補助タイプなため
戦場の前線に
出ることはないが
弓の腕はかなりのものらしい
「残念
またね、紅愛ちゃん」
ニコッと笑うと
手をヒラヒラ振りながら
神夜はリーダーの元へ向かった
「紅愛ちゃん、大丈夫?」
「はい、平気です」
「それにしても変な子ね
妙に紅愛ちゃんを
気に入ってるみたいだけど」
気に入っている
たしかに
そうかもしれない
神夜にとって
あたしは丁度良い
遊び道具なのだろう
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