救世軍

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この戦いの中で 生まれた迷い 理想のためなら 命を奪っていいのか? いつの間にか 戦場を拒むようになっていた 怖くなっていたんだ 「…分かりました」 「さらばだ、紅愛」 リーダーの背中に 深く頭を下げる あたしは すぐに荷物をまとめて 救世軍の基地を出た やり残したことは 山ほどある でも それをこなす力を あたしは持っていない 悔しい
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