4人が本棚に入れています
本棚に追加
急いで暗夜の森に
引き返そうとしたとき
息を切らした男が
酒場に飛び込んできた
「マスター、大変だ!
破滅軍が攻めて来た!」
あたしは耳を疑った
破滅軍が
こんな小さな町に
何の用があるというのだろう
町の人を助けなければ
今のあたしでも
逃げる時間を
稼ぐくらいは出来るはず
「待ちなさい、旅の人
見たところ
魔法剣の使い手だろう?
これを持って
遠くに逃げてくれ
万が一のときは
燃やしてしまえばいい
頼む
これは最後の希望なんだ」
最初のコメントを投稿しよう!