第2話~ファーストコンタクト~

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手に持ったスプーンでひとすくいする。すると半熟の卵がふるふると揺れる。 「……」パクッ 「……」ジー なんか、前方から視線を感じるが無視 モグッ 咀嚼する。 すると半熟卵の甘さとケチャップの酸味、チキンライスから感じるピリッとした少しの辛さ(恐らくチリソースだと思う)それらが見事にマッチしていた。そう、一言で言うなら 「……うまい」 「ほんまか!?」ガタッ いきなり身を乗り出してきた八神にびっくりする、というか服にケチャップが付きそうになっているから戻ってもらう 「急にどうしたんだ?」 いきなりそんな行動にでた八神に聞く 「いや~、そのな?男の子に自分の料理食べてもらうの初めてでな?美味しい言うてくれたのが嬉しくて、つい///」 八神は恥ずかしそうにそう言った 惚れたとかはないが純粋にかわいいな、とは思った
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