27人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日
あたしはあの鳥居へ向かった。
おばあちゃんの家を出て、坂を下り、近くの川を通り私は向かった。
着くと、すでにそこには風太がいた。
「おっす!」
「おっす♪」
短い挨拶を交わして、あたしは風太のところへ駆け寄る。
「水恋、今日は川で遊ぼうぜ」
「うん!」
さっき来た道を引き返し川へ向かう。
ここの川はすごく透明で澄み切っていて、冷たくて気持ちいい。
「わっ、冷たい!」
「うん!!」
「よし、競争しようぜ。」
「何の?」
「父ちゃんが言ってたんだ。
この川には透明なハートの石があるって。
だからその石を先に見つけたほうが勝ちな!」
「わかった。負けないんだから」
最初のコメントを投稿しよう!