序章

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神様「思い出せたかい?」 灰「あぁ、思い出せた、思い出したくないことまでな」 誰が好き好んで殴られた時のことを思い出すんだよ 神様「君が死んでしまった理由がわかるかい?」 灰「お前は神様なんだよな、なら ①神様のミス ②神様の部下のミス ③宗のくず野郎のせい のどれだ?」 携帯小説だとこんな感じだよな 神様「②と③だね。 僕の部下のミスであの子供は死ぬはずだった。 でもそこに風崎宗が割り込んできて代わりに死んだ。 そして宗が運命を変えた余波で君を巻き込んだんだ」 あぁ……やっぱりか 灰「そういえば、俺はどんな人生を送る予定だったんだ?」 神様「高校卒業後、君は染島愛香と結婚する予定だった 周りからはおしどり夫婦と呼ばれるくらいのね そして最後は孫に看取られながら99歳で大往生するはずだった」 あの野郎…… 灰「どれだけ俺の邪魔をしたら気が済むんだ!?どれだけ俺の幸せを奪えば気が済むんだ!!どれだけ……どれだけ……!!」 神様「悲しいのはわかる、けど君にはやってもらいたいことがある」 灰「……なんだ?」 神様「染島愛香のことだ」 染島の? ・
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