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~side染島愛香~
愛香「グズッ……グズッ……ガイグン……」
昨日は良い1日だった、楽しい1日だった
灰君と話すことができたし、一緒に帰ることができた
今日も楽しい1日になるはずだったのに
どうして灰君の机の上に花瓶が置いてあるの?
私が混乱していると先生が来て、風崎宗君が事故で死に、それに巻き込まれて灰君が死んだと伝えた
嘘だと思いたかった
でも灰君の遺体を見て考えが変わった
ひどい死に方だった
頭は残っていたが、体の大半が原形をとどめていなかった
葬式には誰も来ておらず、先生が来たかと思えば、「死んで当然」だとか「いなくなって清々した」など罵声を浴びせて帰って行った
灰君が嫌われていたことは知っていたが、ここまでだとは思っていなかった
でもね灰君、私は灰君のことが好きだったんだよ
あの入学式の助けてもらった日から好きだったんだよ
灰君に好きになってもらいたかったから今日まで頑張ってこれたのに、いないなら意味がない
もう……死んでしまいたい
愛香「ガイグン………」
「なにひどい顔してるんだよ」
~side染島愛香 end~
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