死霊使い

序章

～side井崎灰～

灰「なにひどい顔してるんだよ」

今、神様のおかげで少しの間だけ実体化している

染島の顔は鼻水と涙でグチャグチャ、目は泣き続けていたせいか真っ赤に腫れて充血している

灰「あ～あ、せっかくの顔が台無しだな」

愛香「ガイ……グン……？」

灰「あぁそうだ、正真正銘の井崎灰だ」

愛香「ガイグン……ガイグン！！」

灰「おっと」

染島が飛び込んできたのを受け止める

愛香「ガイグン！！ガイグン！！」

灰「ハイハイ、ここにいるから」

保健室でやったように染島の背中を軽くたたく

染島って暖かいな

いつまでもこうしていたいけど時間がないからできない

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