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灰「染島、いや愛香」
愛香「ふぇ?」
急に名字から名前呼びになったことに反応して愛香が顔を上げた
灰「愛香が知っての通り、俺は死んだ
でもそれはイレギュラーなことだったらしくな、愛香と話せる時間を少しだけもらったんだ」
愛香「そうなの?」
灰「あぁ、そうだ
だから愛香に言いたいことがあるんだ」
愛香「……なに?」
灰「生きろ
生きて幸せになってくれ」
愛香「え?」
灰「俺のことを忘れろとは言わない
けど、後追い自殺なんかしないで生きて幸せになれ
俺が嫉妬するくらいに幸せになってくれ
それが俺の願いだ」
これが俺の心からの願い
一緒に生きたかったけどそれは叶わない
なら、好きになった人には幸せになってもらいたい
愛香「灰君……、わかりました
灰君が天国で嫉妬するくらいに幸せなって見せます!!」
そう、それでいいんだよ
絶対に幸せになってくれ
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