第2章

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ネクロに拾われてから2年経った 俺はネクロの養子になってネクロの家に住んでいる ネクロは親に趣味の考古学を極めたいと話したところ勘当されたので家名は無いのだとか だから俺の名前はムクロのままだ でも俺はネクロのことを母だと思っているし、ネクロも俺のことを本当の子供のように可愛がってくれている ……まぁ、若干親ばかの気が見られるのだが ムクロ「母さん、朝飯の時間だ」 家の家事手伝いは全て俺がやっている ネクロはいつも考古学に没頭しているため家事をしないし、放置すれば数日何も食べないで部屋に閉じこもったりするから俺がするしかないんだよ ネクロ「ふぁ~、ムクロ、おはよ~」 ムクロ「おはよう 母さんまた徹夜か? 目の隈が凄いぞ」 ネクロ「うん、古代語がどうしても解読できなくって……」 ラクウェルの古代語というのは日本語のことだ ムクロ「古代語の解読なら手伝うって言ったじゃん」 ネクロ「見つけたのが深夜でムクロも寝てたから、私が解読しようと思ったけど……」 ムクロ「できなくって徹夜ね 無理はできるだけしないでよね体を壊されるとこっちも困るんだから」 ネクロ「肝に銘じます……」 ・
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