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ムクロ「ほら、次はアーサーだぞ」
アーサー「はぁ……、どうして作る前から疲れてるんだろ」
ブツブツと何かを呟きながら魔石に魔力を流したアーサー
光り終わると手には黒い両刃の剣があった
アーサー「これは……『アロンダイト』?
もしかして名前持ちの魔武器なのか?」
名前持ちか、凄いじゃないか
名前持ちとは、本来なら魔武器には名前の無いはずなのだが、稀に名前のある魔武器ができることがある
名前持ちの魔武器にはそうじて強力な能力を持つものが多い
しかも、なぜだかその魔武器の名前は地球にあった武器の名前が殆どだ
今回の武器はアロンダイト
円卓の騎士の1人、ランスロット卿が所有していた剣
騎士王であるアーサー王を裏切ったことで有名な騎士だ
皮肉だな、違うとはいえアーサーがアロンダイトを持つなんてな
ムクロ「で、能力はどうなんだ?」
アーサー「能力は……破壊不可能と魔法障壁を張れることだな
破壊不可能はこの剣は絶対に壊れない
魔法障壁は詠唱無しで張れる結界だな、初級の魔力で最上級の魔法も防げる結界を張ることができるな」
流石は名前持ち、強力だな
ムクロ「盾の貴族らしい能力だな」
アーサー「あぁ、僕もそう思うよ」
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