第5章

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ムクロ「ほら、次はアーサーだぞ」 アーサー「はぁ……、どうして作る前から疲れてるんだろ」 ブツブツと何かを呟きながら魔石に魔力を流したアーサー 光り終わると手には黒い両刃の剣があった アーサー「これは……『アロンダイト』? もしかして名前持ちの魔武器なのか?」 名前持ちか、凄いじゃないか 名前持ちとは、本来なら魔武器には名前の無いはずなのだが、稀に名前のある魔武器ができることがある 名前持ちの魔武器にはそうじて強力な能力を持つものが多い しかも、なぜだかその魔武器の名前は地球にあった武器の名前が殆どだ 今回の武器はアロンダイト 円卓の騎士の1人、ランスロット卿が所有していた剣 騎士王であるアーサー王を裏切ったことで有名な騎士だ 皮肉だな、違うとはいえアーサーがアロンダイトを持つなんてな ムクロ「で、能力はどうなんだ?」 アーサー「能力は……破壊不可能と魔法障壁を張れることだな 破壊不可能はこの剣は絶対に壊れない 魔法障壁は詠唱無しで張れる結界だな、初級の魔力で最上級の魔法も防げる結界を張ることができるな」 流石は名前持ち、強力だな ムクロ「盾の貴族らしい能力だな」 アーサー「あぁ、僕もそう思うよ」 ・
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