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「朝日泊めるのは無理
帰って」
ケイは朝日さんの背中を押して駅の方へ向かわせる。
「いいじゃんいいじゃん
いいでしょ?あやめちゃん」
くるりとケイを交わしてケイの後ろに隠れていた私を覗き込む。
「え…………あ」
「道端に取り残されそうな麗若き女性を助けてここまでつれてきたのに」
と、笑顔だけど目が笑ってない朝日さんは私に迫り寄った。
「………どうぞ」
私は負けて頷いてしまった。
「よーし
じゃビール買ってくるわ」
朝日さんは上機嫌でコンビニへと入っていった。
「ごめんね、騒がしくて」
「いいよ
悪い人じゃないみたいだし」
私とケイは二人で並んで苦笑いをした。
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