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「今日時間大丈夫そう?」
「私は平気です」
「じゃあまた夜に」
手を振って私が降りる一駅前で朝日さんは降りていった。
今日は3人でご飯を食べる約束をしていた。
朝からスムーズに仕事をこなし特にトラブル無く仕事を終えた。
私はお店の場所を知らないので朝日さんと待ち合わせしていた。
「お待たせ」
「わ……お疲れさまです」
斜め後ろからわっと声をかけてきた朝日さんに驚かされた。
「今日も暑かったね」
ネクタイを外しワイシャツの袖を折り曲げた朝日さんはスーツを着ていないので体のラインが良く分かる。
なんてスタイルが良いんだ。
「じゃあ
行こっか」
腕時計を見ながら体の方向を変えたので
私もそれについていった。
駅から歩いて5分程
路地を入って行くとあるそこは、朝日さんのお気に入りのお店だと言う。
ケイは場所を知っているので現地集合となった。
洋風の白い建物の横に路地が続いている。
「あそこを入って行くとあるよ」
そう言った朝日さんの足がぴたっと止まった。
「朝日」
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