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暫く沈黙した朝日さんはお店へ向かって歩き出した。 私もその後に続く。 お店の扉を開け 私に先に入るよう促す 「有り難うございます」 朝日さんが後に続いて来ないのを不思議に思い振り返る。 「お疲れ」 朝日さんが路地の向こうに声をかけたので ドアから顔を出してそちらに向けると ケイが歩いてきていた。 「お疲れ」 ケイはそのままお店に入っていき私は朝日さんを見た。 さっきのは ケイには見られて無いよね? 私の不安な心の内を察してか朝日さんは笑って大丈夫だよと言ってくれた。 ご飯を食べながら3人で話してワインを飲んで 笑いあって。 物凄く楽しくて この関係が続くことを願っていた。
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