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「………何が？」
私の言葉の意味を理解できなかったみたいで疑問系で返ってきた。
「朝日さんにそんな事言われたら
私存分に甘えてしまうかも知れない
それでもいいんですか？」
本音だった。
相手が受け入れ体制作ってくれているなんて分かったらブレーキなんて効かなくなるもの。
「いいよ？
だから遠慮しないでね」
頬の筋肉が動いたのが手から伝わってきて
朝日さんが笑っているのを感じた。
クーラーが切れて室内温度は上昇中だったはずだけど、私は緊張と混乱で体の機能は正常稼働していなかった。
プツッ
突然目の前が真っ白に覆われた。
電気が点いたことに気づいたのは眩しくて反射的に目を閉じたから。
ゆっくり目を開ければ
私は朝日さんの頬に触っていて
朝日さんは私の腰の後ろで手を組んで
ソファの上で向かい合っている
そんな格好だった。
「あやめちゃん大胆だね」
不適に笑う朝日さんの顔に
急に羞恥心を煽られ
自分の顔を手で覆い
朝日さんから離れようとした。
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