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「何か……変な事言った?」
ケイの反応が薄くて不安が胸にじわじわとシミが広がるみたいに支配していく。
「あやめって
普通にガールズトークしてるみたい」
ふっ、と表情を崩したケイ。
警戒心のまるで無い屈託ない表情をされたからみとれてしまう。
「だから早急に探してたんだ」
「あ……うん」
同じ痛みを分けあった者同士だからか
微妙な連帯感が私達の間に芽生えた気がした。
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心配だったけど
ケイとなら上手くいく気がする。
フィーリングが合うってこういう事なのかな?
気を使わずに話せる事って凄く重要な事だよね。
その日お酒を飲みながら
話に花を咲かせた。
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