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「…………」 ベッドに入って天井を見つめた。 ケイに会えて純粋に嬉しかった。 でも引き戻されるくらい心臓が跳ねたりはしてないよね? そもそも好きってどういう事だっけ? 考えるだけでどきどきするとか? でもケイの事はそういうんじゃなくて心が温かくなってきゅっと胸を締め付けるみたいな感じだったよね。 温かいお風呂に浸かっているような………… お風呂と言えば、露天風呂気持ち良かったな……… 結局3回入ったし。 ああ…………思考が脱線している。 自分の掌でアイマスクを作って睡眠に専念することにした。 「おはよう」 青い隈が目の下に居座っていた。 「ケイ…………くまさんを追い出すにはどうしたらいい?」 「……わぁ ピンク色のコンシーラーで取り敢えずカバーしなよ」 ケイが仕事道具から出してくれたコンシーラーを受け取りお礼を言った。 「もしモデルがそんな顔してきたら説教だけどね」 ケイの仕事モードで冷ややかな視線に冷や汗が出そうだった。
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