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「…………え?」 「あ、やっぱり?」 立ち尽くした私を見て歯を見せて笑った。 朝日さんの何時もの確認に、何時もと違う反応をしてしまった事で彼は何かを察知してしまった。 「気になる程度? 好きではないの?」 どうしよう………… 誘導尋問にあっさり引っ掛かり、自白までさせられたら…………。 自爆だけは避けないと。 「いえ、勘違いかもしれないし」 私は朝日さんの視線を避け、立ち止まった足を前へと進めた。 「何で否定するの? 良いじゃん認めてあげなよ」 隣に並んだ朝日さんが私の顔を歩きながら覗いてくる。 「いや、今回は認めるわけには行きません」 「なにそれ 別に否定することでも無いのに」 首を傾げながら納得いかない顔をしてまぁいいけど、と前を向いた。
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