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どれだけの時間空を見上げていたんだろう。
体が酷く冷たくなって、全身がぶるっと震えた。
「帰ろう」
自分の二の腕辺りをさすって身体を丸めながらエントランスへと入った。
部屋の前まで来て鍵がしまっているか確認する為ドアノブに手をかけようとした瞬間
「きゃ」
いきなり扉が開いてどんっと体が押されその場に転がった。
「わ……うそ」
扉から顔を覗かせた朝日さんが驚いている。
「いった……」
「ごめん、大丈夫?」
手を差し出して私を立たせてくれた。
「あ、はい
今日は踏んだり蹴ったりです」
擦りむけてじんじんと痛む掌に苦笑いして眉を下げた。
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