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朝日にとって 強敵で天敵なのは 憎みきれない可愛い弟。 「えぇ?これ本当に朝日さん?」 ケイが小さいときのアルバムを見せてくれた。 ケイは昔からあまり変わってないけど朝日さんは物凄く可愛い顔をしている。 「ね、これも朝日さん? 小さいけど」 2才位だろうか円らな黒い目が凄く愛らしい。 「これは朝日の弟だよ」 「え?そうなんだ 可愛いね」 「この頃から遵の可愛さにはみんなやられてたね」 「今でも可愛いの?」 私はケイを見上げた。 「可愛いね…………… それで自分の可愛さを良く分かってる」 苦笑いを溢すケイの表情が気になった。
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