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カタカタカタカタ 「本庄さん、急ぎの仕事あるの?」 「………あ、いえ」 顔をパソコンから上げたら先輩が私を見ていた。 「じゃあ早く帰ったら? 就業時刻過ぎてるわよ?」 「…………あ、はい」 ぱっと時計を見ると もう10分位過ぎていた。 「あ、すいません」 「別に謝らなくていいの、じゃあお先に」 先輩はそう言って帰っていった。 「お疲れさまです」 私も帰り支度を慌ててした。 「ケイって帰り遅いのかな………」 そう言えば私ケイの連絡先パソコンのアドレスしか知らないや。 「ただいまー」 鍵をあけ玄関に入る。 部屋は真っ暗でケイがいない事を知る。 「あ」 テーブルの上にメモ発見。 「遅くなるんだ」 部屋に荷物を置き、部屋着に着替えて晩御飯を作った。 ご飯を食べながら部屋を見回した。 リビング広いな 一人だと。
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