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『ピピッピピッピピピッ』
「………………っう」
朝だ。
今日も繰り返す家と会社の往復。
無限ループ。
でも
前よりは心が軽くなったかも。
「おはよう」
扉を開けるとキッチンにケイが居た。
「あ、おはよ
あれ？朝帰り？」
「はは、そうだね」
立ったままコーヒーを飲み疲れた顔で笑顔を作る。
「ケイ、良ければスープ飲む？
昨日多めに作ったから」
「あ、じゃあ頂こうかな」
彼は鍋の蓋を取って中を覗き、火をつけて温め直していた。
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