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「ケイ」 「ん?」 右を向けない。 「こういうの 女子にはあんまりしない方が良いかも」 「え?」 「女子的には 結構恋しちゃう状態っていうか ケイの事知らなかったら私もやばいよ?」 視界に入るケイの綺麗な手にどきどきが早くなる。 「そう? だから耳紅いのか」 ふっと笑った吐息が耳にかかる。 「ひゃ」 私は耳を押さえケイを見た。 「でもあやめにしかこんなに接近しないから大丈夫」 そんな笑顔向けられたら私が大丈夫じゃない! 軽い目眩を覚えた。
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