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「ただいま」
リビングの扉を開けると
良い香りが漂ってきた。
「あ、おかえり」
「お腹空いたー
今日何?」
ダイニングテーブルからキッチンを覗く。
「角煮とサラダとじゃがいもとタラコを合えたやつ」
「凄い、角煮好き。
ドレッシングは和風でいい?」
冷蔵庫へ行きお水とドレッシングを取り出した。
「からしもお願い」
「はーい」
ケイと暮らし始め端正な顔にも慣れてきた。
前ほど
この顔で見つめられてもどぎまぎしなくなった。
慣れって怖い。
窮屈な思いは全くしてない。
ケイは大丈夫だろうか
私と暮らすことで
息が詰まったりしないだろうか。
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