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「良いわよ 仕事は終わったんだから」 何時もぴしっと髪を縛っている先輩は髪を下ろしていて化粧もしている。 「そうなの? じゃあメニューどうぞ」 湯原さんはドリンクのメニューを私にくれた。 「先輩はこう言う飲み会 良く参加されるんですか?」 「えぇ 意外?」 くすっと笑う彼女はとても柔らかくて、私の表情もつられる。 「本庄さん、私とばかり話していたら 周りが可哀想だわ」 先輩はそう言って湯原さんを見た。 「え?」 「ちょっと市原 余計な事言わないでよ」 「言ったかしら 余計な事なんて」 仲が良いのが良く分かる二人のやり取りに小さく笑った。
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