2824人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
「悪いけど本庄さん帰りは私が送るから」
「え………市原?」
「だから宜しくね本庄さん」
「はい」
先輩は湯原さんに笑いかけながら席を立ち、移動していった。
「付き合わせてごめんね」
解散してお店を出て
先輩は酔いざましにジュースバーに立ち寄った。
「いいえ」
「本庄さんも飲む?」
「あ、はい
先輩と同じもので」
「30も過ぎると直ぐに体に出ちゃうの」
彼女は笑ってお金を支払っていた。
手渡されたカップを受け取る。
「ありがとうございます頂きます」
「どうぞ」
並んでジュースを飲んでいたら先輩は突然口を開いた。
「私転勤するの」
最初のコメントを投稿しよう!