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「頼れる時に頼っとけばいいの
結局もし辛い状況になっても乗り越えるしか無いんだし
乗り越えられるようになってるのよ
人間は」
「うん」
「あやめは大丈夫
大丈夫になる」
優しく撫でてくれる花の手の温かさが震えていた手を落ち着かせてくれた。
「私だって
辛かった時あったよ
ご飯も食べられ無いし寝れなかった
あの時、あやめに助けられたから
あやめが辛ければ
私に頼りなさい」
頼もしそうに言う花に
ありがとうと
小さく笑って感謝した。
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