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俺のバイト先【アネモネ】はイタリアン料理を中心としたレストラン…っぽいカフェで、野乃さんはここのオーナー兼コックだ。因みに俺はウェイターだ。
「……ふぅ…よし、野乃さん。お待たせしました。」
「よし。今日も格好いいぞサヤ。じゃあ何時も通り頼む。」
今の俺は髪を上げて顔を見せている。流石にウェイターであれは無いからな。ほぼ別人だよ…たまにうちのクラスの奴が来るがバレた事は無い。野乃さんは厨房に入り、俺はフロアへ。
「ようこそアネモネへ。こちらへどうぞ」
俺はそつなくこなし、バイトを終えた。
「さて…今日は給料日だぞサヤ。喜べ!!そしてその喜びを私のベッドで私にぶつけろ!!」
うん。実はなかなかのオープンな変態なんだよ。仕事の時以外。
「はぁ…野乃さん。いい加減止めて下さい?だから彼氏できないんですよ」
「何を言ってる。サヤが貰ってくれるんだろう?」
意外にも野乃さんと俺は身長がほぼ一緒。だからワザと屈んで俺に上目遣いで見つめてくる。
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