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「だが断る。」
「むぅ…まぁ仕方ない。所で……何かあったんだろう?話せ」
なるほど…「話してみろ」ではなく「話せ」か。
「…分かりましたよ。…高山 風夜とラヴァーズの事です。」
「…あぁ…あの屑か。」
「野乃さん…バージョンアップしてるよ…まぁ、ちょっとありましてね。」
おそらく今俺は笑えていないだろう。今の顔は絶対に見たくない。
「…名前を馬鹿にされ、親を侮辱した……だから!?」
最後まで言う事が出来なかった。野乃さんに抱き締められたからだ。
「サヤ…もういいさ。…今日は泣いてくか?」
野乃さんは何時も俺が辛い時こうしてくれる。…泣きたい。でも…
「…いえ。大丈夫です。…今日は妹に会わなければならないので、そろそろ失礼します。」
野乃さんはゆっくりと名残惜しそうに俺を離し、笑顔を向けてくれた。
「…そうか。んじゃまたな。明日は休みだからな?それと……私の胸はどうだった?またサイズアップしたんだぞ?」
腕を胸の下で組み、ワザと胸を強調するようにする。
「……////」
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