その先にあるモノ

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『土方くん、…今まで、すみませんでしたね』 山南さん。 『俺……いつから皆と道を違えちゃったんだろう?』 平助。 『歳さん、あんたは…優しいねぇ…』 源さん。 『俺は土方さんのこと…嫌いじゃなかったぜ?』 新八っつぁん。 『またいつか、会えたなら……そんときゃ、酒でも呑んで語ろう』 左之。 『場所は違えど、心は共にあります。……どうか』 斎藤。 『土方さん……私は…貴方を護る剣に、なれていましたか?』 総司。 『もういいんだ、歳。もう、いい……』 近藤さん。 我武者羅を手にいれたら、 それまであったものが、 全て掌から零れ落ちた。  
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