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ブーッブーッブーッ
携帯のアラームが鳴る。
ブーッブーッブーッ
私の1日が始まる音だ。
今日もまた昨日の繰り返し。
私。
須賀 理依沙は。
どこにでもいる女の子。
もとい。
三十路を越えたばかりだから女の子ではないな。
別に友達も家族もいないわけではない。
友達は普通にいるし。
弟が1人いて両親も健在だし。
仕事もちゃんとしているし別に職場で虐められているわけでもない。
ただ。
同じ事の繰り返しな毎日に飽きたのだ。
「だる…」
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