第1章

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「今までお世話になりました」 にこにこしながら微笑む僕のお母さんとふぅちゃんのお母さん 「いいえ~」 僕がぼーっとしているとお母さんが僕の頭に手をのせた 「?」 「ほら、琉夏もふぅちゃんママにバイバイっていいなさい」 「なんでバイバイなの?」 僕の頭を撫でながら言うお母さんに僕は首をかしげた 「琉夏はね、遠くに行っちゃうのだから、バイバイしないとね」 「うんっ!バイバイ」 お父さんの車の音が聞こえてきた 「お母さん、お父さん来たよ」 「そうだね、じゃあ行こうか」 「はぁい」
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