――プロローグ――

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「そもそもアン🌕ンマンに必要なのは愛と勇気じゃなくて単純に力だと思うんだが?」 「雪菜!!お前もその話題に食い付くな!!ややこしいから」 ちぇ~っと言いながら赤坂に 怒られた副会長、泉雪菜は席に 着き読書にふけってしまった。 その本のタイトル…… 【決戦!関ヶ原!】 (堪えろ俺……ここで突っ込んだらずっと本題に入れない!) 赤坂はグッと堪えて一度だけ 咳払いをして篠原に向き直る。 「ルーレットがないじゃないですか!!」 「三等分が出来なかったんだよ……」 「「「……えぇ~」」」 篠原の余りにもくだらない…… いや高校生としては情けなさ過ぎる理由に三人は苦い顔をした。 「まぁその話はもういいです…… そろそろ今日の活動に入りましょうよ?また文句言われますよ理事長に……」 「活動しないと何の為の特権か わからないしね……」 「そもそもこの葉月にこの特権は異例過ぎる気が……」 篠原を除く三人が口々に放つ 【特権】 その内容とは…… 「この授業免除の特権作ったのも僕だからね!」 「「「異例の原因ーー!!」」」 ここ葉月高校。 十二のうちの八番目の微妙な 高校の生徒会は今日も活動?に 励んでいる。
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