プールでデビュー

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話は昨日に戻る。 学校から帰宅すると僕の携帯電話が鳴った。島崎先輩からの9時に南高校のプールに来いという呼び出しだった。 しかし僕は、無視して8時から2時間ドラマを楽しんでいた。 ドラマを楽しみ10時を回ったころ携帯電話が鳴った。 表示されたのは知らない番号だったが、出たのは予想外の警察だった。 警察…? イタズラかとも思ったのだが、どうやら違うらしく島崎先輩が死体となって発見された、というまたしても予想外なことが起きた。 家が近いということもあり、南高校で話をすることになった。僕に電話がかかってきたのは、島崎先輩の携帯電話から僕宛てに最後の電話がされていたからのようだ。 学校のプールに着くとプールサイドに横たわる男性を発見した。…おそらく島崎先輩だ。 奇妙だったのはプールサイドに置かれた島崎先輩の遺体は、小学生の頃にプールで遊んだビート板を大きくしたようなものに乗っていたことだ。 そんな光景に目を疑っていると、すぐにスーツ姿の男性が僕に話しかけてきた。
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