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日曜日
昼の十二時
「いい○も」が始まる頃。
僕、山中 密(やまなか ひそか)は目を覚ました。
いつも通りの彼女の部屋
和室なのに、ベッドがあるという違和感満載の部屋。
僕の隣で寝ているのは僕のガールフレンドである
山中 咲希(やまなか さき)。
名字が一緒だが、結婚はしてはいない。
たまたま、名字が一緒だっただけである。今思えば、彼女と名字が一緒じゃなかったら話もしなかったと思う。
……その話は一旦放置して
彼女を起こすことにする。
「もうお昼だよ…そろそろ起きなきゃ」
「日曜日なんだから四時まで寝かせろよ…」
彼女はそう言って、自分の体を揺する僕の手を軽く払う。
「土曜日もそんなこと言ってたでしょ…。」
「むう…」
僕はため息をつき、ベッドから降りる。
「じゃあ僕、昼食作っておくから起きたくなったら起きてきてね。」
僕は咲希の頭をぽんぽんとしたあと僕は
彼女の部屋を出た。
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