プロローグ

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いくつもの 仮面を被り、嘘をついていたら いつのまにか 本当の自分をわすれてしまった。 今では 笑い方も思い出せないでいる。 人々は言う。 「お前には、心がないのか」と 私は答える。 「ないよ。そんなもの忘れた。」 私の心は鍵をかけ、とじこめたまま……――。
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