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｢誰かに必要とされたい｡｣
彼よりはやく口にした。
彼は、真顔で私の方を見ている。
｢そう。僕等は孤独｡愛なんて知らない。｣
彼は、にっこりと不敵な笑みをうかべる。
あっ…、私、この人嫌いだ。
この人といると自分のペースが崩れて、いろんな過去を思い出す。
｢ねぇ…｡話はそれだけ??
じゃあ私は帰る。｣
後ろから、
"何処に??"って声が聞こえた気がしたけど
私は、聞こえないフリをした。
もう、二度とあの人と会いたくない。
会わない。
そう、思っていたのに。
何故?私達はまた、出会ってしまったの??
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