梶 龍之介

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教室に戻ると七海が私に話しかけてきた。 「来棲!今まで、どこいってたの?先生が心配してた。」 「ごめん。保健室。」 「具合悪いの?」 心配そうに顔を覗き込む七海。 綺麗な七海の顔に少しドキッとする。 「うんうん。ちょっと用があってね。」 「そっか…・・」 優しく頭をポンポンする七海は、男に興味がない私でもかっこいいと思う。 成績優秀。運動神経は抜群。そして、容姿端麗。 悪いところが見つからないくらい完璧な人。
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