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「まぁ、封印と言っても引きこもってるだけですけど…ね。」
会長は短いため息をつきながら、棚からコップを一つ取り出し
紅茶を丁寧に注いでいく
どうやら私の分みたい…流石です会長
「勇者なのに引きこもりって…変わってますね。」
街をでたら雑魚モンスターのLVが99だったとか?
「事情があるんですよ【彼】にも…ところでこの学園に五階が在るの分かりますよね?はい、どうぞ。」
会長はさっきの、入れたて紅茶を私に差し出す
もちろん断る理由も無いので、いい匂いのするオレンジ色の紅茶を受け取った
「有難う御座います、まぁこの学園で五階は学園七不思議の一つですから。」
紅茶を一口飲むと、丁度いい甘さと香りが体を浸透していく
いやん、めちゃうま
「その五階に彼が住んでるんですよ。」
「へぇ~あの五階に人がねぇ…その彼はどんな人なんですか?」
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