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俺は神崎さんの様子に驚いた。
ミヤ「もしかして軽音部見るの初めて?」
と聞くとこくんと頷いた。
神崎さんは軽音部の部室を一通り見るとドアを閉めた。
三階の案内を終えて次は二階に行く。
すると、先輩達がこっちを見て何か言っている。
先輩1「あの子、一ノ宮くんの彼女かな!?」
先輩2「うそぉ!?あたし一ノ宮くん狙ってたのにぃ!!」
先輩3「あの子可愛いな!」
先輩4「確かに!」
等々。
すると神崎さんは俺の袖を掴んだ。
ミヤ「神崎さん?」
と顔を覗き込むと、
顔色が悪い。
零那「あ…」
神崎さんは俺の後ろに隠れてしまった。
どうやら年上は苦手なようだ。
ミヤ「大丈夫?教室戻る?」
と聞くと彼女は首を横にふった。
まぁ、案だけしつこく質問攻めにあったら戻りたくないよな。
俺だったら絶対嫌だもん。
ひとまず、彼女を屋上に連れていくことにした。
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