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紅「……っっ…!?」
―ガバッ―
紅「は、はぁ…はぁ…」
また……あの夢………
父さんと母さんが死んだ……あの……
芹澤「紅坊っちゃま!!大丈夫でございますか!?」
そぅ言って慌てて入ってきたのは、執事長の芹澤さん。
多分、様子を見にきてくれたんだろう。
紅「あ…はぃ。大丈夫です…」
僕は、心配無いですと答え、もう大丈夫だからと言って自室へ帰らせた。
時計をみると、5時半になったところだった。
リビングにある柱時計が、一度ゴーン…と音を響かせていた。
紅「…青起きてるよね?」
ふと、呟いた独り言はしんとした闇に飲み込まれていった。
これから寝る気も起きないし、双子の兄、青のところへ行くことにした。
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