序章 果実 恭介

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   「城下町、その子のフルーツか?」  「ああ」  店長は『イエローグレープ』を見つめながら言う。  「細腕のお子様でも扱える代物じゃないといけないな」  そう言って恭介の髪をワシワシと掻き立てる。  店長の筋肉質な太い腕はそのまま木の棚の方へ向かい  「こいつはどうだ?リトルドラグーンM39こいつなら行けるだろ、うん」
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